2011/07/25

大雨

家の近くを流れる川は普段からとても水が少ない。
時に水が涸れる程少ない。
大雨が降って水量が増えても、
二日も経てばいつもの水量に戻る。

それが先日の台風以降未だに大量の水が流れている。
先日の台風が山にどれだけ多くの雨を降らせていったかがわかる。

先日山に登って街や山に振る雨を撮影してみた。
ゲリラ豪雨のような激しい雨が来た後一瞬で綺麗に晴れ渡った。

その瞬間目の前に現れた光景は、さっき降り注いだ雨が蒸発し、
地表から空に上がっていく姿。
アニメなどの中で描かれる人が亡くなって天に上がっていくような、
そんな素敵な光景でした。

この水蒸気がまた雲になり雨になる。

水は循環することで様々な生き物、植物達を生かしているんですね。
人もこの”循環”が重要なのかもしれないですね。

2011/07/21

写真って自由

写真って絵画のように”洋写真”とか”和写真”という区別が無いですよね。

こうやって撮ったら”和”このように撮ったら”洋”なんてものが存在しない。
なんだかとっても自由な存在に思えてなりません。

音楽と同じように国境が無い感じです。
日本人の方に見ていただいても、海外の方に見ていただいても同じように
好き!!いまいち!と反応が来て同じように会話が出来る。

まだ写真は150年ぐらいしか歴史がないものなんだそうです。

撮影機材はこの150年でずいぶんと進化しました。
けれどまだまだ”写真”というもの自体は成長途中なのかもしれません。

2011/07/19

大切にする気持ちが生まれた

私写真家なんです。

そういってお話を始めるとかなりの確率で聞かれる事があります。
「遠いところまで撮りに行かれるですか?」

写真家=遠いところの綺麗な物をとりに出かける
というイメージが強くあるのかもしれません。
僕もありました。誰もこないような山奥や秘境に行って撮影するイメージ。

私の場合は真逆なんです。
身近なところで撮影した写真達。
Galleryに載せてある写真のほとんどが自分の身近にある風景達です。

遠くに行かないと美しい景色、知らない風景はないのだろうか?
そんな疑問を抱き、自分の足元、身近なところを見直すところから始めました。
庭、家族、毎日通る道。
写真コンテストで賞を頂いたこの写真も玄関先にあった鉢に植えられた植物です。
気づいていないだけでありとあらゆる場所に様々な美しさは潜んでいるのだと思います。


















身近なところのに美しいものを発見したときに自分にこんな変化が起きました。
それは”大切にする気持ちが生まれた”ということです。

綺麗!!またみたい!だから大切にしたい!残したい!

今までなんでもなく見ていた植物やその存在を急に今まで以上に愛おしく感じて
大切にしようという気持ちが生まれました。

2011/07/15

鏡の自分は補正している

鏡で見る自分と写真に撮られて見る自分はどうも違う。
人間の脳は本当に良くできていて鏡で見ているとき、
鏡に写る自分を良く見えるように脳が補正しているそうです。

ということは写真で見る自分が本当の人から見た自分ということでしょうか。
芸能人の方々は沢山メディアに出るにつれ綺麗になると言われます。
鏡では無く実際に写る自分を沢山見ているから綺麗になっていくのかもしれませんね。

自分で自分の写真を撮るセルフポートレートを普段からしていたら
ダイエットや美容に良いかもしれないですね。

水に映る風景もなんだか違う景色に見えてきます。

2011/07/09

引いたり寄ったり

写真を始めてから人や物の見方が色々と変わりました。

例えば人と話をしているとき、頭の中ではグーッとズームレンズで寄ったイメージで
その人の表情や雰囲気を見ていたり、話も含めてとても俯瞰で離れた位置から見てみたり。
360度頭の中で視点を変えてみたり。
普段から写真を撮るイメージで人を見ることが増え、色々な角度から見る癖がつきました。

話の内容も同じようにちょっと客観的な目線で聞いてみたり、方向を変えてみたりと
内容にまで変化が生じてきました。

昔から知っている道や人も違う視点で見て見ると、新たな発見があるものです。

そんな発見があった時に限ってカメラ持っていなかったり。。。結構ショックだったりします。。。

2011/07/07

あたりまえはあたりまえじゃない

東日本大震災後、水や食品がスーパーから一時的に消えた。
いつも当たり前に絶対に売っていると思っている物が無いのは
不思議な感じでした。

いかにあたりまえにある物がそう簡単に
そこに存在しているわけではないということを実感する日々。

先日、非通知で携帯が鳴り出てみると、海外に行った友人からでした。
まったく想像していない人からの電話。メールはしていたけれど、
急に電話で声を聞くとまるで隣に友人が現れたような感覚になりました。

遠く離れたところからの電話なんて当たり前にしてたのに、
このときは電話という直接声が聞こえることのありがたさを感じた瞬間。

あたりまえにいる家族や愛犬
あたりまえの空や風景

そのあたりまえが病気をしたり台風が来れば見たこともない表情やカタチ、
色や音を見せることがある。
普段のあの表情、風景はあたりまえじゃなかったんだ!と気がつく瞬間。

いつでも撮れそうな写真は意外といつでも撮れなかったりする。
遥のこの表情も9年一緒にいてもこの1枚でしか見たことがない。
いつでも撮れそうなのに。